プラクティショナー(インストラクター)にいて

吉田圭佑(国際認定フェルデンクライスプラクティショナー、管理栄養士)
高崎健康福祉大学健康福祉学部健康栄養学科卒
高崎健康福祉大学健康福祉学部健康栄養学科助手として勤務
2011年、フェルデンクライスプロフェッショナルトーレニングプログラムに参加
2014年、フェルデンクライプラクティショナーの資格を取得
Aus ATB certified Feldenkrais method®︎ practitioner
管理栄養士
【各団体でのフェルデンクライスの指導実績】
株式会社ミツバ、伊勢崎市栄養士会、介護施設でのスタッフ向け講座、桶谷式母乳育児推進協会、群馬県看護協会伊勢崎支部、玉村町保健センター
運動とは縁遠い幼少期を過ごした後、中学で剣道を始めて運動の気持ちよさに気づく。運動が苦手だったのではなくて団体競技が苦手だったのだと気づきを得る。高校時代には当時のK-1に熱狂し、近所にあった正道会館で空手を始める。アマチュアグローブ空手の試合に出場するたびに階級別で入賞や、優勝、特別賞をもらうなど自身にも意外な才能があったことに気づく。強さを追い求めるあまり練習で追い込みすぎたり、軽量級の体格にもかかわらず、重量級の選手とも戦いたいとトレーニングジムでウェイトトレーニングに勤しむ。15kgほど体重も増え、当たり負けしない体になってきたが、身体中の痛みや不調を感じる。これは違うと自然な動きと強さを求めて中国武術を始める。そこで衝撃を受け、身体操法やボディワークに大きく関心を寄せるようになる。なぜだか小学生の時にヨガや真向法を試したことがあったが、極度に体が硬いのでボディワークは自分には無理だと思っていたのだが、とある本からフェルデンクライスを知り、著書:身体訓練法を読んで稲妻が落ちたような衝撃を受ける。このメソッドには何かある。ただそれだけの好奇心から紆余曲折あってもトレーニングプログラムに参加。身体は固くても、動き方でできなかった姿勢になれたり、体が柔軟に動いている自分を発見する。”問題は身体ではなく、頭の中(脳)にある”とフェルデンクライス博士の言葉にあるが、人体の不思議さにまざまざと魅了され、現在に至る。

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資格を取得してからは慢性的な痛みに悩む人や、機能障害を持つ方、手技を伴う専門職の方々にレッスンを提供してきた。フェルデンクライスを続ける自身はどうかと言えば、MTBで山の中を走り、スノーボードで雪山を滑り、スケートボードでコンクリやアスファルトの上を滑っている。格闘技はしていないが、現在興味のあるスポーツやアクティビティーを若い時よりも楽しめている。若い時にできなかったことが出来るようになったり、感受性が高まったためか、活動しているだけでも動いていて気持ち良いと感じる。そんなことから、パフォーマンス向上を狙うアスリートやアーティストへのレッスンも精力的に行なっている。
私はこのメソッドを通して、海外の友達が増えたり、素晴らしい教育者に学べたり、仕事をしていたからこそ知り合えた楽しい方々がたくさんいて世界が広がりました。その恩を返すという意味でもまだこのメソッドの持つ魅力を知らない方々に知っていただき、活力のある毎日を過ごしていただきたいと想い活動しています。